saleem’s blog

「Let it be so〜」

「信心銘」 第1章   大いなる道 (11)

Pp35ー36

 

 第1章   大いなる道 (11)

 

 誰も あなたのために 永久に映写幕の役など 演ずることはできない。

それでは 居心地が 悪すぎる。

人が どうやってあなたの夢になど 合わせられよう。

その人には その人の実体があり、その実体が現われずにはいない。

 

 人を 愛していれば、あなたは そこにないものを 投影する。

人を 憎めば、またしても あなたはそこにないものを 投影する。

愛されて、その人は神になる。

憎まれて、その人は 悪魔になる。

そしてその人は 神でもなければ、悪魔でもない。

 

その人は ただ 彼自身、あるいは、彼女自身であるに過ぎない。

 

その 悪魔や神が 投影だ。

 

好きだったら、 平明には 見られない。

嫌いだったら、 平明には 見られない。

 

好きも 嫌いも ない時、人は 目が澄み、明晰性を持っている。

その時 初めて 相手を、 彼あるいは彼女の あるがままの姿を見る。

意識の明晰さが ある時、全存在は、その実体を 顕す。

その実体が 神、 その実体が 真理だ。

 

 

第1章   大いなる道 (12)ヘ 続く・・・